マーケットの影の支配者!?「クジラ」ことGPIFとは何者なのか?

こんにちは!

金融系ブロガーのハマネコです!

私は現在、3/1に受験する年金アドバイザー試験3級の合格に向けて勉学に励んでおります。

名前の通り年金の制度に関する知識を問う試験で、「年金にはどんな種類があるのか?」や「どんな人が受け取れるか」などが出題されます。

そして少し気になったのが、「年金のためのお金はどう管理されているのか?」ということ。

GPIFという組織が管理しているのですが、年金アドバイザー試験のテキストにもそのあたりは詳しくは書いてありません。

そこで今回の記事では、そんなGPIFについてマーケットとの関連を含めて記事にしました!

GPIFとは?

ご存じの方もいるかと思いますが、私たちが払ったり、あるいは給料から天引きされている国民年金保険料や厚生年金保険料は通称GPIFという組織が管理しています。

当然英語名の略称であり、正式名称は『年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund)』と言います。

長いですね笑

管理しているのは公的年金のうち国民年金および厚生年金であり、共済年金や個人型確定拠出年金(iDeCo)は対象外です。

従来、公的年金は財政投融資を通して国が行っていました。

しかし、政府が「年金の自主的運用」へと方針転換し2001年に前身となる年金資金運用基金が誕生。

そして2006年に同基金を引き継ぐ形でGPIFが誕生しました。

形態としては、厚生労働省管轄の独立行政法人になります。

国民から預かった年金保険料をただ管理するだけでなく、運用する役割も担っています(民間の保険会社と同じですね)。

なので、実はGPIFは機関投資家としての側面も持ち合わせているのです!

あだ名は「クジラ」!世界トップクラスの運用額

日本にも金融機関や投資ファンドなど様々な機関投資家がいますが、なかでもその豊富な資金力からマーケットを動かす力を持っている機関投資家を「クジラ」と呼びます。

日本のマーケットには「5頭のクジラがいる」と言われており、具体的には

GPIF
日本銀行
ゆうちょ銀行
かんぽ生命
共済年金

を指します。

なかでもGPIFは世界最大級の機関投資家と言われており、運用額は160兆円!(2020年現在)

金額だけ聞くとイメージしにくいかもしれませんが、国内民間最大級の機関投資家であるソフトバンクグループが10兆円、世界2位の年金基金であるノルウェー年金基金で100兆円ほどです。

なお、日本の国家予算も約100兆円です。

GPIFがいかに巨大な組織かが、実感できると思います。

運用方針に転換が……?

ここでは機関投資家、すなわち投資ファンドとしてのGPIFについて深堀していきます。

GPIFは将来年金に充てられる資金を運用しているという側面から、安全第一を運用方針にしており、具体的には日本国債がメインの投資先でした。

しかし安倍政権が誕生すると、その意向から株式を組み入れリスクを取った運用へと方針転換します。

「安倍政権は株価高を重視しており、GPIFが運用する巨額マネーが株式市場に流入すれば高値を維持したり暴落時の買い支えにつながる」といった意見がその背景として語られていますが、真相は分かりません。

GPIFは日本債券・日本株式・外国債券・外国株の割合を定めており、2020年現在は以下の割合で運用することになっています。

国内債券:35%
国内株式:25%
外国債券:15%
外国株式:25%

そして実際の投資成績ですが、方針転換した2014からしばらくは損失を生むこともありましたが、ここ数年は世界的な景気拡大もありプラスで推移しています(記事執筆時直近である2019年10-12月は+4.61%)。

ただ、その背景には世界的な金融緩和があります。

マイナス金利である日本や欧州はいわずもがなですが、アメリカでも利下げによる景気刺激策が続きています。

ただこれだけの好景気のなかで利下げを行えば短期的には更なる景気加速を生みますが、将来リセッション入り(景気減速)したときの利下げ余地が無くなるという側面も抱えています。

GPIFの海外投資先はアメリカの比重が最も大きい以上、余談は禁物だと言えるでしょう。

私たちの年金がどのように管理・運用されているのか、これからも注目ですね!

では!

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