半沢直樹で大注目!?実在する主要3つの政府系金融機関とその違いは?【日本政策投資銀行&日本政策金融公庫&農林中央金庫】

こんにちは!

20代投資家ブロガーのハマネコ(@hmnkbsnss_blog)です!

ドラマ『半沢直樹』の勢いが止まらず、撮影の遅れから急遽出演者の生放送に切り替えた先日の放送ですら視聴率20%越えとなりました!

金融系ドラマということで、投資家の方々の中にも毎週日曜日を楽しみにしている人がいるのではないでしょうか?

さてそんな『半沢ワールド』には政府系金融機関として「開発投資銀行」が登場しますが、モデルは実在する政府系金融機関「日本政策投資銀行」なのではないかと言われています。

さらにタイムリーなことに、昨日日本政策投資銀行が日産への融資に1,300億の政府保証を付けているというニュースが入り、ネットでは「リアル半沢直樹だ!」なんてコメントが続出しました。

今回の記事では、そんな日本政策投資銀行を含めた政府系金融機関のうち、代表的な3つの機関を紹介していきます!

政府系金融機関の意義とは?

そもそも政府系金融機関は、なぜ存在するのでしょうか?

日本には世界でもトップクラスの規模を誇る3大メガバンクが存在し、さらに地銀・信金は「数が多い」と言われるほど溢れています。

一見すると民間で充分カバーできている金融業界ですが、民間企業である以上は収益が最優先になります。

しかし世の中には公的役割を帯びている企業があり、そのような企業が倒産しそうになった時に民間の銀行はどうするのでしょうか(『半沢直樹』に出てくる「帝国航空(モデル:JAL)」もそうですよね)?

融資を回収できない見込みがあると分かれば、貸しはがしや貸し渋りをするのは民間銀行としてある意味正しい判断です。

しかし資金が枯渇してその企業が倒産すれば、国民の生活に大きな支障が出てします。

そのようなときに、政府系金融機関が融資・出資することでその企業をいわば「助ける」のです。

これは一例ですが、要するに民間が踏み込めないような企業に対して金融業務を行うのが政府系金融機関の役割です。

一方で、政府系金融機関と関わるということは「政府の言いなりになる」という側面は否定できず、できれば「お世話になりたくない」という企業も多いようです(笑)

今回の記事ではそんな政府系金融機関から、日本政策投資銀行・日本政策金融公庫・農林中央金庫について取り上げます!

日本政策投資銀行(DBJ)

【日本政策投資銀行のロゴ】
出典:日本政策投資銀行公式HP→https://www.dbj.jp/

まずは「開発投資銀行」のモデルともいえる、日本政策投資銀行についてです!

英語表記を略して「DBJ」と呼んだりします!

数ある政府系金融機関の中でもトップと言える存在であり、主に大企業向けの融資・出資のほかM&Aアドバイザリーなどを行っています。

リテール部門は存在せず、したがって我々一個人が口座を作ることはできません。

1951年に当時の大蔵大臣池田隼人(のちに総理となり「国民所得倍増計画」を実施する人です)によって設立された日本開発銀行をメインルーツとします。

1999年に北海道東北開発公庫と合併し日本政策投資銀行に、2008年には株式会社化しました。

そのため、正式名称は「株式会社日本政策投資銀行」になります。

古くは戦後復興、近年では東日本大震災での対応のほか、東京スカイツリーやあべのハルカスの建設にもかかわっており、まさに「国家プロジェクト」の一翼を担っています。

なおドラマでは開発投資銀行の民営化が閣議決定されるシーンがありましたが、現実でも2008年の株式会社化を皮切りに完全民営化になることが決まりました。

しかし直後のリーマンショックや東日本大震災の対応で民営化の延期が行われ、2020年現在は「民営化の方針は維持し、政府が保有する株は早期に売却する」となっていますが、要するに完全民営化は実現していません。

株主は財務省が100%で、政府の完全子会社と言えるでしょう。

とはいえなんでも民営化の負の側面が「かんぽ生命事件」で明るみになった今、日本政策投資銀行の民営化にも細心の注意が必要ですね。

なお就活界隈の話になりますが、日本政策投資銀行は日系企業で最難関の就職難易度を誇ると言われ、国家総合職もビックリの高学歴集団だそうです(笑)

日本政策金融公庫

【日本政策金融公庫のロゴ】
出典:日本政策金融公庫公式HP→https://www.jfc.go.jp/

次は日本政策金融公庫です!

こちらも英語表記で「JFC」という略称がありますが、DBJほどは浸透してないかもです…(笑)

日本政策投資銀行が大企業向けであるのに対し、日本政策金融公庫は中小企業や個人事業主向けの融資などを行っています。

もともとは、

国民生活金融公庫
中小企業金融公庫
農林漁業金融公庫

という3つの政府系金融機関を前身とし、2008年に合併して誕生しました。

ちなみに個人客も対象にしており、有名どころだと「国の教育ローン」を手掛けていたりもします。

資本関係としては日本政策投資銀行と同様に100%政府が株を保有しており、うち財務省が98%近くになります。

なお、日本政策金融公庫については今のところ民営化の話は出ておりません。

農林中央金庫

【農林中央金庫のロゴ】
出典:農林中央金庫公式HP→https://www.nochubank.or.jp/

最後が農林中央金庫です!

今まで紹介した二つの機関は第二次・第三次産業向けでしたが、農林中央金庫は文字通り第一次産業向けの金融機関です。

農業系金融だとJA、漁業系金融だとJFを思い浮かべる方が多いと思いますが、その大元ともいえる機関です。

その事業の性格から、銀行免許を有しているにも関わらず管轄は金融庁ではなく農林水産省となっています。

また出資先・系列先として有名どころだと雪印メグミルクやフランスのクレディ・アグリコルなどがあります。

先に紹介した2機関とは異なり機関投資家としての性格も有しており、有価証券部門がロンドン・ニューヨーク・シンガポールにあるほか、MBAホルダーを多数抱えているのも特徴です。

今回紹介した3機関の他にも、商工組合中央金庫(商工中金)や国際協力銀行(JBIC)など様々な政府系金融機関があり、その一つ一つが重要な役割を担っています。

調べてみるのも、面白いかもしれないですね。

では!

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